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箱ひげ図の作り方(株価チャート編)

Excel の株価チャートを用いて箱ひげ図を作成する方法を紹介します。

Excel の積み上げ縦棒と誤差範囲を用いて箱ひげ図を作成する方法はこちら → 箱ひげ図の作り方(棒グラフ編)

棒グラフを用いて箱ひげ図を自動作成するExcel シートのダウンロードはこちら → 箱ひげ図自動作成Excel シート

概要

箱ひげ図とは、データの分布やばらつきをわかりやすく表現するための統計学的グラフです。長方形の箱とその両端から伸びるひげで表現されることからこのような名前が付けられています。

箱ひげ図は、データの母集団の確率分布のタイプに関わらず、データの分布を表現することができます。

このページでは、最小値、第1四分点、中央値、第3四分点、最大値を用いて下図のような箱ひげ図を作成します。手順はExcel 2013 の場合は1から16まで、Excel 2003 の場合では1から15まであります。

Excel 2013 を用いた場合

箱ひげ図(Excel 2013)

Excel 2003 を用いた場合

箱ひげ図(Excel 2003)


Excel 2013 を用いた場合

1. 下図のデータは、Jリーグディヴィジョン1の4チームの年度ごとのホームゲーム1試合あたりの入場者数です。(参照:Jリーグ公式サイト:試合記録) このデータを用いて箱ひげ図を作成します。

ホームゲーム1試合あたりの入場者数(1993-2006)

2. 元データの上に6行挿入して、下図のような表を作成します。上から第3四分点、最大値、最小値、第1四分点の順に項目を作成する点に注意してください。

グラフ用データ範囲の作成

3. 四分位数を求めるには、Excel のPERCENTILE、またはQUARTILEという関数を用います。

PERCENTILE:
セル範囲と最小値から数えて何%の点を求めるかを小数で指定します。
第1四分点は最小値から25%の位置なので0.25を、第3四分点は最小値から75%の位置なので0.75を指定します。
QUARTILE:
セル範囲と何番目の四分位数を求めるかを0から4の数字で指定します。
最小値であれば0を、第1四分点であれば1を指定します。

Excel 2010 からは、新たにPERCENTILE.INCPERCENTILE.EXCQUARTILE.INCQUARTILE.EXCの4つの関数が追加されました。PERCENTILE.INC関数はPERCENTILE関数と同じ値を返しますが、PERCENTILE.EXC関数は異なる処理を行うことに注意してください。ここではMINMAXPERCENTILE.INCを用いました。

グラフ用データを求める数式の入力

4. この数式を残りの範囲に貼り付ければデータは完成です。

グラフ用データ完成

株価チャートの作成

5. セル範囲「B2:F6」を選択後、[挿入]タブから[グラフ]メニューの[株価チャート、等高線グラフ、またはレーダーチャートの挿入]を選択し、[株価チャート(始値-高値-安値-終値)]を選択します。

[挿入]タブ[グラフ]メニュー

6. グラフを選択した状態でメニューに現れる[グラフツール]メニューから[デザイン]タブを選択して、[グラフ要素を追加]から[凡例]の[なし]をクリックします。

[デザイン]タブ[グラフ要素を追加]メニュー

7. グラフ中の[グラフタイトル]を選択し、「グラフタイトル」を入力します。

[グラフタイトル]入力

この時点でグラフは下図のようになります。

株価チャート(書式設定前)

8. 適宜書式設定を行い、下図のようなグラフが完成します。

株価チャート(書式設定後)

中央値を追加

複合グラフを利用して、株価チャートの中に中央値を追加します。

9. グラフに用いたデータ表の下に1行挿入し、中央値を求める数式を入力します。中央値を求めるにはMEDIANという関数を用います。

中央値を求める数式の入力

10. このセルを残りの範囲に貼り付け、中央値のデータを作成します。

中央値

11. グラフの余白で右クリックして[データの選択]ウィンドウを開きます。[系列]タブで系列の[追加]を選択し、「系列名」に「B7」、「系列値」に「C7:F7」を指定します。

[系列の編集]ウィンドウ 系列「中央値」追加後の株価チャート

12. グラフを選択した状態で、メニューに現れる[グラフツール]メニューから[書式]タブを選択して、「系列“中央値”」を選択し、[選択対象の書式設定]をクリックします。

[グラフツール]メニュー[書式]タブ

13. ウインドウ右側に現れた書式設定ウインドウから、「系列のオプション」の「使用する軸」を[第2軸]に設定します。

「データ系列の書式設定」ウィンドウ[系列のオプション]タブ

14. 13と同様に、「データ系列の書式設定」ウィンドウから、[塗りつぶしと線]タブの「線」を[線なし]に設定します。

「データ系列の書式設定」ウィンドウ[塗りつぶしと線]タブ

15. 13と同様に、「データ系列の書式設定」ウィンドウから、[塗りつぶしと線]タブ内の[マーカー]タブを選択し、マーカーを適当なスタイルに設定します。

[データ系列の書式設定]ウィンドウ[マーカー]タブ [データ系列の書式設定]ウィンドウ[マーカー]タブ

16. 「第2数値軸」の書式設定ウィンドウを開き、[軸のオプション]タブで「最小値」、「最大値」、「目盛間隔」、「単位」に「(第1)数値軸」と同じ値を設定します。これで箱ひげ図の完成です。

[軸の書式設定]ウィンドウ[軸のオプション]タブ 箱ひげ図






Excel 2003 を用いた場合

データの作成

1. 下図のデータは、Jリーグディヴィジョン1の4チームの年度ごとのホームゲーム1試合あたりの入場者数です。(参照:Jリーグ公式サイト:試合記録) このデータを用いて箱ひげ図を作成します。

ホームゲーム1試合あたりの入場者数(1993-2006)

2. 元データの上に6行挿入して、下図のような表を作成します。上から第3四分点、最大値、最小値、第1四分点の順に項目を作成する点に注意してください。

グラフ用データ範囲の作成

3. 四分位数を求めるには、Excel のPERCENTILE、またはQUARTILEという関数を用います。

PERCENTILE:
セル範囲と最小値から数えて何%の点を求めるかを小数で指定します。
第1四分点は最小値から25%の位置なので0.25を、第3四分点は最小値から75%の位置なので0.75を指定します。
QUARTILE:
セル範囲と何番目の四分位数を求めるかを0から4の数字で指定します。
最小値であれば0を、第1四分点であれば1を指定します。

ここではMINやMAX、PERCENTILEを用いました。

グラフ用データを求める数式の入力

4. この数式を残りの範囲に貼り付ければデータは完成です。

グラフ用データ完成

株価チャートの作成

5. セル範囲「B2:F6」を選択後、「グラフウィザード」ボタンをクリックします。左側の「グラフの種類」の欄で[株価]を選択し、右側の「形式」の欄で[株価チャート(始値-高値-安値-終値)]を選択して、[次へ]をクリックします。(下図左参照)

6. [グラフの元データ]ウィンドウではこのまま[次へ]をクリックします。(下図右参照)

[グラフの種類]ウィンドウ [グラフの元データ]ウィンドウ

7. [タイトルとラベル]タブで「グラフタイトル」を入力します。(下図左参照)

8. [凡例]タブで[凡例を表示する]のチェックを外し、[完了]をクリックします。(下図右参照)

[グラフオプション]ウィンドウ[タイトルとラベル]タブ [グラフオプション]ウィンドウ[凡例]タブ

この時点でグラフは下図のようになります。

株価チャート(書式設定前)

9. 適宜書式設定を行い、下図のようなグラフが完成します。

株価チャート(書式設定後)

中央値を追加

複合グラフを利用して、株価チャートの中に中央値を追加します。

10. グラフに用いたデータ表の下に1行挿入し、中央値を求める数式を入力します。中央値を求めるにはMEDIANという関数を用います。

中央値を求める数式の入力

11. このセルを残りの範囲に貼り付け、中央値のデータを作成します。

中央値

12. グラフの余白で右クリックして[元のデータ]ウィンドウを開きます。[系列]タブで系列の[追加]を選択し、「名前」の範囲に「B7」、「値」の範囲に「C7:F7」を指定します。

[元のデータ]ウィンドウ[系列]タブ 系列「中央値」追加後の株価チャート

13. グラフを選択した状態で、メニューより[表示]→[ツールバー]→[グラフ]を選択して、「グラフ」ツールバーを表示します。

「グラフ」ツールバー

14. 「グラフ」ツールバーで「系列”中央値”」を選択し、「書式設定」ボタンをクリックします。[軸]タブで「使用する軸」に[第2軸]を選択し、[OK]をクリックします。

[データ系列の書式設定]ウィンドウ[軸]タブ 系列「中央値」を2軸に変更後の株価チャート

15. 再度「系列”中央値”」の「データ系列の書式設定」ウィンドウを開きます。[パターン]タブで「線」を[なし]に、「マーカー」の「スタイル」を適当なスタイルに設定し、[OK]をクリックします。

[データ系列の書式設定]ウィンドウ[パターン]タブ 系列「中央値」の書式設定後の株価チャート

16. 「第2数値軸」の書式設定ウィンドウを開き、[目盛]タブで「最小値」、「最大値」、「目盛間隔」、「単位」に「(第1)数値軸」と同じ値を設定します。これで箱ひげ図の完成です。

[軸の書式設定]ウィンドウ[目盛]タブ 箱ひげ図

ダウンロード

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エクセル統計は、Excel の棒グラフを用いて箱ひげ図を作成する機能を搭載しています。観測された実データから作成し、負の値を含むケースや外れ値の検出にも対応しています。

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最終更新日:2015.4.16

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