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ヒストグラムの作り方

Excel のグラフを用いてヒストグラムを作成する方法を紹介します。

概要

ヒストグラムとは、データの度数分布をグラフにしたものです。 データがどのような分布をしているかを知るためのもっとも簡便でわかりやすいグラフです。これから紹介する方法を用いて下図のようなヒストグラムを作成します。手順は1から15まであります。

Excel 2010 を用いた場合

ヒストグラム(Excel 2010)

Excel 2003 を用いた場合

ヒストグラム(Excel 2003)


Excel 2010 を用いた場合

度数分布表の作成

1. 下図のデータは、ある統計学試験を111人に行った結果です。このデータを用いてヒストグラムを作成します。

統計学試験の得点

2. 下図のように度数分布表の枠組みを作成します。

度数分布表の枠組みの作成

3. 「階級名」のセル範囲の書式設定を行います。セル範囲「E3:E9」を選択後、右クリックメニューから[セルの書式設定]を選択します。「セルの書式設定」ウィンドウの[表示形式]タブで[分類]を「文字列」とし、[OK]ボタンをクリックします。

階級名のセル範囲を選択 「セルの書式設定」ウィンドウ[表示形式]タブ

4. 階級名を入力します。前の手順で表示形式を設定したので、「1-19」のような階級名が日付に自動変換されることはありません。

階級名の入力

5. 各階級の度数をExcel の COUNTIF 関数を用いて求めます。 COUNTIF 関数の引数は、「データ範囲」と「データを数えるための条件」です。

=COUNTIF(範囲, 検索条件)

以上をふまえて、今回の場合は下図のように数式を入力します。

度数を求める数式の入力

下図は、度数を算出した結果です。度数の合計が件数と一致していることが確認できます。

算出された度数

縦棒グラフの作成

6. セル範囲「E2:F9」を選択後、Excel のメニューより、[挿入]タブ→[縦棒]→[集合縦棒]を選択します。下図のようにグラフが作成されます。

作成された棒グラフ

棒の間隔の設定

7.グラフの棒の上で右クリックし、[データ系列の書式設定]を選択します。「データ系列の書式設定」ウィンドウが表示されます。左のリストから[系列のオプション]を選択し、[要素の間隔]に「0」を入力して[閉じる]ボタンをクリックします。

「データ系列の書式設定」ウィンドウ[系列のオプション]

下図のように、棒と棒とが接したグラフになります。

ヒストグラム

ヒストグラムの完成

8.グラフタイトルを編集します。また、凡例の上で右クリックし、[削除]を選択します。累積相対度数の折れ線を追加しない場合、これでヒストグラムは完成です。

ヒストグラム

累積相対度数の追加

9. 度数分布表の右側に相対度数と累積相対度数の枠組みを作成します。

相対度数と累積相対度数の枠組みの作成

10. 相対度数を求める数式を入力します。相対度数は各階級の度数を全体の件数で割った値です。

相対度数を求める数式の入力

11. 累積相対度数を求める数式を入力します。累積相対度数は相対度数を最初の階級から順に足し上げていった値です。

累積相対度数を求める数式の入力

12. 「相対度数」と「累積相対度数」のセル範囲の小数点以下の表示桁数の調整します。セル範囲「G3:H9」を選択後、Excel のメニューより、[ホーム]タブ内の 小数点以下の表示桁数を減らす [小数点以下の表示桁数を減らす]を数回クリックして、小数点以下の桁数を調整します。

小数点以下の表示桁数の調整

13. 累積相対度数のセル範囲「H2:H9」をコピーします。グラフの余白(グラフエリア)でで右クリックし、[貼り付け]を選択します。

ヒストグラムと累積相対度数

14. 「累積相対度数」の棒グラフの上で右クリックし、[データ系列の書式設定]を選択します。「データ系列の書式設定」ウィンドウが表示されます。左のリストから[系列のオプション]を選択し、[使用する軸]として「第2軸」を選択して[閉じる]ボタンをクリックします。

なお、「累積相対度数」の棒グラフの上で右クリックするのが難しい場合は、Excelのメニューから「データ系列の書式設定」ウィンドウを表示することが可能です。[レイアウト]タブ内の一番左にある「現在の選択範囲」のプルダウンで[系列 "累積相対度数"]を選択し、その下にある[選択対象の書式設定]をクリックします。

「データ系列の書式設定」ウィンドウ[系列のオプション]
ヒストグラムと累積相対度数

15. 「累積相対度数」の棒グラフの上で右クリックし、[系列グラフの種類の変更]を選択します。「グラフの種類の変更」ウィンドウが開きます。左のリストから[折れ線]を選択し、右の欄で[マーカー付き折れ線]を選択して、[OK]をクリックします。

「グラフの種類の変更」ウィンドウ
ヒストグラムと累積相対度数

累積相対度数付きヒストグラムの完成

16. 「第2軸 縦(値)軸」の上で右クリックし、[軸の書式設定]を選択します。「軸の書式設定」ウィンドウが開きます。左のリストから[表示形式]を選択し、[分類]として「数値」、[小数点以下の桁数]を「1」として、[閉じる]ボタンをクリックします。

「軸の書式設定」ウィンドウ[表示形式]

以上で累積相対度数付きヒストグラムの完成です。

ヒストグラムと累積相対度数


Excel 2003 を用いた場合

度数分布表の作成

1. 下図のデータは、ある統計学試験を111人に行った結果です。このデータを用いてヒストグラムを作成します。

統計学試験の得点

2. 下図のように度数分布表の枠組みを作成します。

度数分布表の枠組み

3. 「階級名」のセル範囲の書式設定を行います。セル範囲「E4:E10」を選択後、右クリックメニューから「セルの書式設定」ウィンドウを開きます。[表示形式]タブで「分類」を[文字列]とし、[OK]をクリックします。

階級名のセル範囲を選択 [セルの書式設定]ウィンドウ[表示形式]タブ

4. 階級名を入力します。前の手順で表示形式を設定したので、「1-19」のような階級名が日付に自動変換されることはありません。

階級名を入力

5. 各階級の度数をExcel のCOUNTIF関数を用いて求めます。COUNTIF関数の引数は、「データ範囲」と「データを数えるための条件」です。

なお、度数の合計を「合計」の欄に計算し、元データの件数と同じ値であることを確認しておきましょう。

度数分布表

縦棒グラフの作成

6. セル範囲「E3:F10」を選択後、「グラフウィザード」ボタンをクリックします。左側の「グラフの種類」の欄で[縦棒]を選択し、右側の「形式」の欄で[集合縦棒]を選択して、[次へ]をクリックします。(下図左参照)

7. [グラフの元データ]ウィンドウではこのまま[次へ]をクリックします。(下図右参照)

[グラフの種類]ウィンドウ [グラフの元データ]ウィンドウ

8. [タイトルとラベル]タブで「グラフタイトル」を入力します。(下図左参照)

9. [凡例]タブで[凡例を表示する]のチェックを外し、[完了]をクリックします。(下図右参照)

[グラフオプション]ウィンドウ[タイトルとラベル]タブ [グラフオプション]ウィンドウ[凡例]タブ

この時点でグラフは下図のようになります。

グラフ1

棒の間隔の設定

ここからは「グラフ」ツールバーを用いてグラフの設定を行うと便利です。グラフを選択しても「グラフ」ツールバーが表示されない場合、グラフを選択した状態で、メニューより[表示]→[ツールバー]→[グラフ]を選択してください。

「グラフ」ツールバー

10.系列「度数」の書式設定ウィンドウを開きます。[オプション]タブで「棒の間隔」に「0」を入力します。

[データ系列の書式設定]ウィンドウ[オプション]タブ グラフ2

累積相対度数を追加

11. 度数分布表の右側に相対度数と累積相対度数を求めます。相対度数は各階級の度数を合計で割った値、累積相対度数は相対度数を最初の階級から順に足し上げていった値です。

累積相対度数のデータ

12. 累積相対度数のセル範囲「H3:H10」をコピーします。グラフの余白でで右クリックし、[貼り付け]を選択します。

グラフ3

13. 系列「累積相対度数」の書式設定ウィンドウを開きます。[軸]タブで「表示する軸」として[第2軸]を選択し、[OK]をクリックします。

[データ系列の書式設定]ウィンドウ[軸]タブ(累積相対度数) グラフ4

14. 累積相対度数の棒グラフの上で右クリックし、[グラフの種類]を選択します。左側の「グラフの種類」の欄で[折れ線]を選択し、右側の「形式」の欄で「データにマーカーが付けられた折れ線グラフ」を選択して、[OK]をクリックします。

[グラフの種類]ウィンドウ(累積相対度数) グラフ5

ヒストグラムの完成

15. 適宜グラフの書式設定を行い、ヒストグラムの完成です。

ヒストグラム

補足

ヒストグラムの棒のことをビン(bin)といいます。ビンの数(階級の数)と幅(階級の幅)を変えるとグラフの見た目が変わります。コラムの第115話「ビンの数と幅」で紹介しているように、ビンの数と幅を設定する方法は一通りではなく何通りもあります。

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最終更新日:2015.4.16

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