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対応のない2群の平均値の差の検定

※ このコンテンツは「エクセル統計2008」を用いた解析事例です。

下図のデータは、40歳代男性の透析患者9名、同年代の病院職員の健常者7名のIgG値(mg/100ml)を測定したものです。(出典;新版 医学への統計学) IgGとは免疫グロブリンタンパクの一種です。エクセル統計を用いて、透析患者のIgG値が健常者に比べて高いかどうかを片側検定で調べます。

透析患者と健常者のIgG値

対応のない2群の平均値の差の検定

まずセル範囲「C3:C12」を選択後、[Ctrl]キーを押しながらセル範囲「D3:D10」を選択します。続いてメニューより「エクセル統計」−「平均の推定・検定」−「対応のない2群の差の検定」を選択します。

データ範囲の選択

先に選択しておいたセル範囲が「変数(1)の範囲」と「変数(2)の範囲」に指定された状態でダイアログが表示されるので、このまま[OK]をクリックします。

[対応のない2群の平均値の差の検定]ダイアログ

基本統計量

各群のn(サンプルサイズ)、平均、不偏分散、標本標準偏差が出力されます。

基本統計量

等分散性の検定

2群の等分散性を両側検定した結果が出力されます。帰無仮説は「2群の母分散は等しい」、対立仮説は「2群の母分散は異なる」です。ここでは有意確率0.906なので帰無仮説が支持されました。

等分散性の検定の結果

t検定

2群の平均値の差を比較したt検定の結果が出力されます。片側検定の帰無仮説は「透析患者と健常者の母平均は等しい」、対立仮説は「透析患者の母平均は健常者よりも高い」です。ここでは片側P値が0.01未満なので、有意水準1%で帰無仮説が棄却され、対立仮説が支持されました。

t検定の結果

t検定(Welchの方法)

Welch(ウェルチ)の方法を用いたt検定の結果が出力されます。等分散性の検定で帰無仮説が棄却された場合はこちらの結果を用います。

Welchの方法によるt検定の結果

まとめ

通常のt検定の片側検定の結果から、有意水準1%で帰無仮説は棄却され、透析患者は健常者よりもIgG値が高いと言えます。

また、データの正規性が疑わしい場合はノンパラメトリック法のマンホイットニーのU検定を用いることをお薦めします。

※ 掲載している画像は、エクセル統計による出力後に一部書式設定を行ったものです。

ダウンロード

この解析事例のExcel ファイルのダウンロードはこちらから → example_3.xls

参考書籍



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最終更新日:2008.10.23

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主催:社会情報サービス統計調査研究室

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