エクセル統計やMicrosoft(R)Excel を使って、実際にデータ分析を行うための知識やアイデアを紹介します。
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【著】恩藏 直人, 冨田 健司
【出】碩学舎 (2011/03)
序文冒頭で次のように書かれていることから分かる通り、まったくの初心者向けのビジネス統計学入門書です。
「相関係数」、「t検定」、「有意水準」。これら3つの用語をご存じだろうか。もし言葉を聞いたことがあるだけにとどまらず、内容についても理解している人であるならば、本書をもはや読む必要はないだろう。
日本で行われたマーケティング・リサーチの事例を用いることで、リサーチ課題の設定から分析結果の解釈まで違和感なく受け入れることができます。
分析のアウトラインを理解することが目的の本です。分析実務をマスターするなら各章末の「次に読んでほしい本」を参考にしてください
【著】小島 寛之
【出】ダイアモンド社(2006/09)
いまさら紹介するまでもありませんが、帝京大学経済学部の教授で、数学エッセイストでもある、小島寛之氏が書かれた本です。今、最も読まれている統計学の入門書ではないでしょうか。
本書は、標準偏差を中心に据え、予習復習を繰り返しながら理解を深めていくスタイルになっています。「はじめに」から「おわりに」まで間を飛ばすことなく読み通してください。全部で205ページ、それほど時間は掛からないはずです。練習問題もありますから是非チャレンジしてください。
それから、本書では理解を深めるために、敢えて一般の統計学書とは異なる表現、説明をしている箇所があります。本書で自信をつけたら、巻末の文献案内にある「次に読むと良い本」にトライしましょう。
【著】照井 伸彦, ウィラワン・ドニ・ダハナ, 伴 正隆
【出】朝倉書店 (2009/09)
マーケティングの課題によって、どのような統計モデルが利用されているか、近年よく利用されているモデルを一通り取り上げて解説しています。
「マーケティングマネジメントの意思決定モデル」、「市場機会と市場の分析」、「競争ポジショニング戦略」、「基本マーケティング戦略」、「消費者行動のモデル」、「製品の採用と普及」、「顧客関係性マネジメント」の7章からなり、最近の本らしく、ところどころにRによる分析例を載せています。
読みこなすには、大学生レベルの数学や統計学について基礎的知識が必要です。市場調査やマーケティングのコンサルタントとしてワンステップ上を目指している人向きです。
【著】飯田 泰之
【出】日本放送出版協会(2007/12)
「状況を整理し、問題を発見」、「より詳細な因果関係の特定や仮説の検証」、そして、「予測」するために、経済学者が統計学をどう活用しているかを平易な文章で綴っています。これから統計学を使い始める人にとってガイドブックとなるでしょう。
本文中やあとがきには、著者が影響を受けた数々の書籍について推薦の理由も含めた紹介があります。自分の知識レベルやニーズに合わせた本を探すのに大いに役立ちます。
【著】大村 平
【出】日科技連出版社 (1993/09)
『統計のはなし』、『確率のはなし』などわかり易い語り口で定評のある大村氏が書かれた、統計手法を用いた色々な予測方法を解説した本です。
営業データや経営データから時系列分析をする基本的な方法から、回帰分析、マルコフ分析、ベイズの定理など、発展的手法まで話が及びます。
【著】朝野 煕彦
【出】講談社(2000/10)
マーケティング・リサーチの場面で利用される主な多変量解析手法を解説しています。マーケティング課題ごとに、どの手法をどのように使うかという形式で書かれており、実践的です。
コレスポンデンス分析、数量化3類、主成分分析、因子分析、クラスター分析、重回帰分析、数量化1類、正準相関分析、判別分析、コンジョイント分析
【著】朝野 煕彦
【出】講談社 (2010/12)
取り上げているのは次の5つのモデリングと統計手法です。
知覚空間:コレスポンデンス分析
選好空間:クラスター化双線形MDS,地球統計学
セグメンテーション:CHAID
質的選択モデル:多項ロジットモデル
ベイズ推定:マルコフチェーン・モンテカルロ法(MCMC)
はじめにで「近年は各種マーケティング・モデルを組み込んだ統計ソフトが増えてきました・・・・しかし各モデルにはそれぞれの開発意図があり、限界があり、欠点があります」と書いているように、各章の構成もこれに沿ったものになっています。
要所要所で数式による解説が出てきます。そのため、幾つかのレビューを読んでみると「丁寧。よく分かる」と「チンプンカンプン」とに評価が分かれます。文系でも数学が必要とされる時代になってきたということですね。
【編著】朝野熙彦
【出】東京図書(2011/10)
入門となっていますが、調査を失敗してしまった、あるいは、失敗しているのに気付いていない実務担当者向けの本と言えます。「第3章 標本調査の前提と限界」は必読です。ところどころのコラムも秀逸ですね。次のコラムの一節は当社のスタッフ教育に使わせていただきます。
本書の3.3節では推定と検定に関する原理的な説明がなされているが、推定や検定さえすれば科学的に厳密な明言ができるというのは、ただの誤解に過ぎないと結論づけられている。本節で述べた統計的な解釈は理論的に厳密ではないにせよ、集計結果に差があるか否かについて実務的な目安としては役立つものである。(コラム「サンプルマジックより」)
【編】日本マーケティング・リサーチ協会
【出】同友館 (2004/12)
マーケティング・リサーチの用語だけでなく、統計用語の辞典としても十分に使えます。マーケティング・リサーチに関わっている方なら、手元に置いて、時間があるときに拾い読みをすることをお薦めします。
マーケティング戦略の観点からリサーチ手法や解析手法を体系的に解説した本としては、同じ出版社から出ている『体系マーケティングリサーチ事典』や、用語辞典の編者の1人でもある朝野氏も執筆されている『マーケティング・リサーチ工学 (シリーズ・マーケティング・エンジニアリング)
』(朝倉書店)、『マーケティング&リサーチ通論
』(講談社サイエンティフィク)などがあります。あわせて持っておきたい本です。
【著】岡本 真一
【出】ナカニシヤ出版 (1999/04)
コンジョイント分析は、デザイン、機能、価格など、幾つかの要素を併せ持った商品やサービスの選り好みにおいて、どの要素がどの程度で影響しているかといったこと(部分効用)と、一体の商品としてはどう評価されるのか(全体効用)を分析します。特定のデータ解析手法を指す言葉ではありません。多様なデータ収集や解析の方法が開発されています。ACAなどWEB上でのデータ収集と解析機能を併せ持ったソフトウェアもあります。
本書は、SPSS Conjoint によってコンジョイント分析を実践する方法を解説した本ですが、コンジョイント分析の基礎知識を学ぶことができます。
君山由良氏が書かれた『改訂版コンジョイント分析』を読むと、コンジョイント分析と呼ばれているものに、どのような手法があるのか、また、どのように応用できるかが広く解説されています。木下栄蔵氏と大野栄治氏による『AHPとコンジョイント分析
』では、環境の経済価値評価などマーケティング以外の分野への応用例を扱っています。
【著】柏木 吉基
【出】オーム社 (2006/01)
Excelに入っている分析ツールやソルバーなどのアドインを利用し、意思決定を行う方法を、様々な応用例を挙げて解説しています。
前半では分析ツールや統計関数を利用した統計解析に基づく意思決定について、後半ではソルバーやゴールシークを利用した、最適化問題(線形計画法)、Decision Tree、ゲーム理論などによる意思決定について扱っています。特に最適化問題については「輸送費最適化問題」、「マーケティングミックス決定問題」、「プロジェクトチーム編成問題」、「サプライチェーン システム デザイン問題」、「予算対策問題」と例が多く、すぐに実務で使える内容となっています。
MBAやオペレーションズ・リサーチに関心のある方にお薦めです。
【著】マイケル・J.A. ベリー、ゴードン・S. リノフ
【訳】江原 淳、佐藤 栄作、上野 勉、朝稲 勉、河野 順一、寺田 英治、斉藤 史朗、谷岡 日出男、藤本 浩司
【出】海文堂出版(2005/10)
CRM、データマイニングというと膨大な販売DBからの分析を思い浮かべてしまうが、決定木や、k-meansアルゴリズムによるクラスター分析など、マーケティング・リサーチのデータ分析に使える手法も解説されている。
初版から2訂版になり、一般的な統計手法によるデータマイニングの方法や生存分析についての章が追加された。また、初版からある手法についても、最新の手法をベースに内容を改めていたり、事例を現在に合わせて書き換えていたりと、確実に進化を遂げている。データマイニングに初めて興味を持たれた方だけでなく、すでに初版を読まれた方にもお薦めしたい一冊。
【編著】豊田 秀樹
【出】東京図書(2006/06)
雑誌『プレジデント』に連載された「職場の心理学−データから金脈を探す・心理統計学講座」に書き下ろし5例を加え再構成したもの。多変量解析やデータマイニングの手法を使って、どんなことが行われているのかを紹介している。
手法を学ぶための本ではないので、ご注意を。
弊社が行ったコンジョイント調査も紹介されている。
【著】豊田 秀樹 【出】講談社(2001/03)
【著】豊田 秀樹 【出】東京図書(2008/12)
【著】今野 勤, 加藤 二朗, 伊藤 文隆
【出】日科技連出版社 (2003/10)
データマイニング・ツールを導入したけど使い切れずにお蔵入りになったという話をよく聞きます。データを整理し、変化や特徴を掴む基礎的な技術が身に付いていないため、分析の糸口すら見つけられないからと思います。
デシル分析やRFM分析は顧客分析の基本中の基本ともいえる手法です。特別な分析ツールは要りません。データとExcelと本書があれば誰でも簡単に始められます。いきなり、ソフトを購入したり、セミナーを受講したり、コンサルタントに相談したりせず、まずは本書を読んでみてください。